Metasequoia 4.5(Ver4.5.0)リリース

Metasequoia 4.5をリリースしました。
新機能として、外部レンダラー「RenderMan」との連携機能やモーフ機能が追加されました。
また、ボーンやアーマチャー等の既存の機能の改良や、FBX・PMD・SVGなどのファイル入出力の対応強化を行いました。

最新版のダウンロードはダウンロードページよりどうぞ。
詳細な変更点はリリースノートをご確認ください。
あわせて、プラグインSDKもVer4.5.0向けのものを公開しております。プラグインを開発される方はぜひご確認ください。

Ver4.5の新機能

RenderManとの連携機能

Pixar社製のレンダラー「RenderMan」と連携して、高品質のレンダリング画像を作成することができるようになりました。
※別途「RenderMan」(商用または非商用版)のインストールが必要です。
※Metasequoia 4 Standard版の場合、レンダリング解像度に上限があります。

モーフ機能

頂点数の同じオブジェクト間で頂点をスライドさせるモーフィングに対応しました。主に顔の表情作成などに利用できます。
設定したモーフ情報はFBX/PMD形式で出力できます。

SVGファイルのインポート(※EX版のみ)

Adobe IllustratorやInkscapeなどのベクターグラフィクスソフトで作成したSVGファイルの読み込みに対応しました。
単に輪郭線をとるだけでなく、パスの重なりを考慮した閉領域パスの読み込みが可能で、フィル色(明るさ)に応じた厚み付けもできます。

主な更新点

ボーン

ボーンリスト機能を刷新し、ボーン/ノード(接点)表示の切り替えを行えるようになりました。
また、ボーン設定からPMD向けのパラメータ等を設定できるようになりました。

アーマチャー

アーマチャーの「拡大」、「テンプレート」が追加されました。また、「幅」の等比変形オプションがStandard版でも利用可能になりました。

UV編集

自動展開・再配置時に回転角度・間隔を指定できるようになりました。
このオプションを調整することで、テクスチャに対する展開図の敷き詰め効率が高まります。

穴埋め

全ての穴を自動で閉じられるようになりました。

ファイル入出力

  • PMDファイルの入力に対応しました。ボーン・モーフ情報の読み込みに対応しています。
  • FBXのバージョン2016.0入出力に対応しました。また、日本語の使用とモーフ情報入出力に対応しています。
  • HDR画像(*)、OpenEXR画像(*)、32bit float形式TIFF画像の読み込みに対応しました。(*はEX版のみ)

Matcap表示

Direct3D 11表示時に、「Matcap」表示ができるようになりました。
レンダリング済み画像を利用した簡易マッピング機能で、オブジェクトの仕上がりを確認することに役立ちます。