現在VRMへの対応を進めておりますが、その仕様が複雑なため最初から完成度の高い状態での用意は難しいのではと、まずは完成前のβ版を先行して公開します。VRMを既に扱ったことのある方を中心にお試しいただき、その使い勝手や入出力したVRMファイルなどへの不具合報告やご意見などお寄せいただければ幸いです。
インストール方法
- Ver4.8.6aのzip版をダウンロードし、zipファイルを展開する。(十分な知識のある方が対象のため、展開方法が分からない方はご利用をご遠慮ください)
- for VRM beta (23/12/6版)をダウンロードしてzipファイル展開後に、Ver4.8.6aのファイルを上書きする。
β版はWindows 64bitのみの提供となります。Windows 32bitやmacOSについては正式リリースまでお待ちください。
使用方法
ドキュメントがまだ用意できていませんが、ごく簡単に説明すると下記になります。
- [ボーン]コマンドの[表示設定]内で[ボーン設定モード]を[VRM 1.0]または[VRM 0.x]にする。
- リギングモード時にVRMタブが表示され、ここで次の項目の設定を行います。
- ばねボーン(Spring bone)
- 視線情報(Look at)
- 可視設定(First person)
- メタ情報
- [ボーンリスト]の[ボーン設定]内にも[ヒューマノイド]や[ノード拘束]の設定項目が追加されます。
- リギングモード時にVRMタブが表示され、ここで次の項目の設定を行います。
- [テンプレート]で[VRMヒューマノイド]を選択すると、VRM用の基本ボーン構造がセットアップされます。
- [モーフ]コマンドでも、「ターゲット設定]時にVRM用を選択し、VRM用の表情プリセットの設定します。
- [VRM用プリセット追加]で必要なプリセットを一括登録できます。
- VRMファイルの入出力は上記で編集可能な項目すべてに対応しています。
- メタ情報も入力時のものを保持し、ボーン内または出力時に編集することができます。
- ヒューマノイドの設定がおかしい場合、出力時に警告が表示されます。
VRM公式サンプルやVRoid Studioから出力したVRMファイルなど、既存のデータを読み込んで構造を確認しながら理解を進めることをお勧めします。
ばねボーンなど個別の設定項目に関する詳細については、VRM公式サイト内の仕様書などでご確認ください。
VRM 0.x対応について (23/11/13追記)
VRM 0.xにも対応しました。ファイルの読み書きともに行うことができます。
編集途中や出力時に0.x/1.0のバージョンを切り替えることもできますが、現状で以下の制約があります。
- ばねボーンの構造や前後方向の違いを自動で埋めることができませんので、手動で修正する必要があります。(自動変換は検討中)
- 0.xのみに存在して1.0で廃止された項目の編集には対応していません。
- メタ情報(著作権・各種許可)は0.x/1.0でそれぞれ設定する必要があります。
- ヒューマノイド・表情プリセット名はVRM出力時にバージョンに適合するよう自動変換されます。