新着情報

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.8.2) リリース (2022/02/25)

Metasequoia 4 Ver4.8.2をリリースしました。

主な改良点を紹介します。

パストレーシングレンダリングのボケ対応

3DCGソフトではしばしば被写界深度機能とも呼ばれる「ボケ」の表現に対応しました。焦点位置よりも手前や奥にある物体をぼかしてレンダリングします。

ぼけ具合は一般的なカメラと同様に「F値」で調整できますが、実際のカメラとは異なり露光量への変化はありません。

F値=2.0

F値=8.0

ボケを有効にしてもレンダリング時間の総量には変わりありません。ノイズ低減と組み合わせることもできるので、短時間で高品質なレンダリング結果を得ることができます。

法線方向への移動の強化

以前から[移動]コマンドに搭載されていた法線方向への移動ですが、頂点ごとにその法線方向へ移動するオプションが新たに追加されました。

また移動方向は、選択面のみの法線方向か、頂点を囲むすべての面の法線の平均方向のどちらかを指定することもできます。

FBX出力の強化

FBXファイルへの出力において、glTFシェーダを使用している場合に、Mayaで使用されるStingray PBRシェーダに変換して出力できるようになりました。受け側ソフトがStringrayシェーダに対応している場合に、glTF(glb)形式以外に物理ベースのシェーダパラメータを受け渡し可能な選択肢としてご利用いただけます。対応しているソフトが限られることから、デフォルトは従来通りのPhongでの出力となります。

また、頂点・面のないオブジェクトはNullノードとして出力されるよう変更されています。

転写機能の強化

頂点カラーの転写に対応したほか、UV操作・法線の転写も若干改良されました。

その他の変更点や不具合修正についてはリリースノートをご覧ください。

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.8.1a) リリース (2021/12/25)

Metasequoia 4 Ver4.8.1をリリースしました。

異常終了を引き起こす不具合など3件の修正を行っております。今回は新機能はありませんが、早めにアップデートしてご利用いただくことをお奨めします。

具体的な変更点についてはリリースノートをご覧ください。

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.8.1) リリース (2021/11/12)

Metasequoia 4 Ver4.8.1をリリースしました。

今回は主に既存機能の使い勝手を良くするための変更が行われており、それぞれ数件の改良と不具合修正を含みます。具体的な変更点についてはリリースノートをご覧ください。

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.8.0a) リリース (2021/10/28)

Metasequoia 4 Ver4.8.0aをリリースしました。今回は不具合修正のみで、下記の項目について修正を行っております。

  • オブジェクト名などに特定の言語の文字を含むとmqoファイルを読み込めないことがある。
  • レンダリング結果をHDRオプションをオフにするとexrファイルに出力できない。
  • 編集モードのカスタマイズでコマンド埋め込みされた[UV操作]を選択すると異常終了する。
  • [格子]の変形に対するアンドゥ時に異常終了することがある。
  • 一部シェーダが背面の色別表示に対応していない。
  • 日本語環境のmacOSで、初回起動時にデフォルトの言語設定が英語になっている場合がある。

お知らせ Windows 11/macOS Montereyへの対応について (2021/10/28)

Windows 11におけるMetasequoia 4の動作確認が完了しました。Ver4.8.0以降がWindows 11対応版としてご利用いただけます。

Windows 11対応のために特別な変更などは要らなかったので、Ver4.7以前でも動作する可能性は高いと思いますが、動作保証はいたしかねます。今後新たに問題などが判明しても、古いバージョンへの対応はできかねます。もし、やむを得ない理由でWindows 11上でVer4.8.0以降にアップデートせず、Ver4.7や以前のバージョンを引き続き利用する場合は、自己責任となりますことご了承ください。

 

(10/28追加) macOS Montereyについても動作完了しました。上記とまったく同じ同様の内容で、Ver4.8.0以降が動作確認済みの対応版となります。

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.8.0) リリース (2021/10/19)

Ver4.8.0をリリースしました。今回は大きな改良を含むバージョンアップで、主な新機能を紹介します。

物理ベースのパストレーシングレンダリング

パストレーシング方式による物理ベースのレンダリングができるようになりました。パストレーシングでは物体間の光の散乱も再現されるため、柔らかい陰影が表現可能です。

シェーダは主に「glTF」か「透明体」を用います。従来からのPhongなども一応利用できますが、本来のパラメータとは異なる結果になるのでご注意ください。

光源は、材質の「自己照明」を設定して、任意の形状を持った面光源として利用することができます。開いた空間では平行光源や環境マップも利用可能です。

ノイズ低減機能も搭載しており、パストレーシング特有のノイズを除去しつつ、レンダリング時間の大幅な削減が可能です。(Windows 64bitとmacOS版で利用可能)

StandardとEXでは画質の面では違いはありませんが、Standard版では解像度が1280×720以下に制限されます。より大きい解像度が必要な場合はEX版をご利用ください。

環境マップ表示

下の画像のような360度パノラマ撮影された写真を利用して、環境マップとして背景に表示します。

また、Phongシェーダでは鏡面反射、glTFシェーダでは金属感・粗さを設定して、オブジェクト表面への反射としても利用されます。

環境マップ表示はリアルタイムプレビュー、レンダリング両方に対応しています。

ウィンドウ表示の改良

オブジェクト設定、材質設定、レンダリングなどのウィンドウを開いたまま、別の操作ができるようになりました。

例えば、材質のパラメータを調整しながら再レンダリングを繰り返す際に、ウィンドウの開閉を繰り返す必要がなくなるので、作業効率が格段に上がります。特に広めのモニターやマルチモニターのある環境だと、ウィンドウを開いたままでも作業領域を確保しやすいのでお勧めです。

高精度スムージング、フィルター機能

従来から搭載していたスムージング機能だと、内側に若干収縮してしまいましたが、追加搭載されたスムージング・フィルター機能では極力収縮しないようになりました。(EX版でのみ利用可能)

注意点として、メモリの消費量が多いので、データ量が大きいと搭載メモリもかなり必要です。また、形状によってはフィルターがかかりにくいこともあります。

対応OSについて

Windows 11に対応しました。

macOS版は10.13が非対応となり、また10.14についても10.14.6へのアップデートが必要になります。

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.7.7d) リリース (2021/07/09)

Metasequoia 4 Ver4.7.7dをリリースしました。

Pixar社から先日リリースされたばかりのRenderMan 24に対応し、以前のバージョンのRenderManと同様にご利用いただけます。

その他、若干数の不具合を修正していますので、最新版にアップデートしてご利用ください。

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.7.7c) リリース (2021/06/23)

Metasequoia 4 Ver4.7.7cをリリースしました。

ブーリアンで複雑な形状での処理時に穴があくことがあるなど若干数の不具合修正、格子変形・パス複製などでの数値入力の強化などの改良を行っています。

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.7.7b) リリース (5/13修正リリース) (2021/05/12)

Metasequoia 4 Ver4.7.7bをリリースしました。

Ver4.7.7リリース時に混入した、異常終了を引き起こす不具合を含めて3件の修正が行われています。Ver4.7.7または4.7.7aをお使いの方はもちろん、それ以前のバージョンをお使いの方も最新版にアップデートしてご利用ください。

 

(5/13修正リリース)
Windows版のインストーラ内のファイルが適切に更新されず4.7.7aのままでしたので、再リリースしました。各インストーラのファイル名のバージョンに相当する箇所が「477b1」となっているものが修正後のものとなります。お手数おかけしてしまい申し訳ありません。
なお、macOS版については問題ないため再リリースはありません。

リリース情報 Metasequoia 4 (Ver4.7.7a) リリース (2021/05/02)

Metasequoia 4 Ver4.7.7aをリリースしました。
Ver4.7.7でのアップデート時に混入した不具合の修正がメインですが、

  • 選択部処理内メニューの対称編集強化
  • 回転体のフリーズ時に片面・両面を選択

の2点の機能改良も含まれます。

従来のバージョンでは回転体のフリーズ時には必ず両面化されるため、その後に片面化メニューの呼び出し、さらには方向の統一メニューも呼び出す必要もあったりと、若干煩雑でした。

片面化後、面の向きがバラバラ…

 

本バージョンではフリーズ時に同時に片面化でき、さらにラインがつながっている箇所については向きの統一も自動で行われます。

片面でフリーズ後、向きが統一されている