Metasequoia 4.5の新機能:SVGファイルの読み込み

Metasequoia 4(Ver4.5)より追加された、SVGファイルの読込みについてご紹介します。
※この機能はEX版のみとなります。Standard版・ライセンス未登録版では利用できません。

SVGは、ベクターグラフィクスソフト(Adobe Illustrator、Inkscape等)で作成されるベクターイメージ用のファイル形式です。
Metasequoia 4.5では、このSVGファイルの読み込み、立体化に対応しました。


例として、Adobe Illustratorで作成したSVGファイルをMetasequoia 4に読み込みます。
(IllustratorでSVGファイルを作成する際は、SVGプロファイルに「SVG Basic 1.1」、フォントの文字に「アウトラインに変換」を指定して保存してください。)

[ファイル]メニューの[開く]または[ファイルブラウザ]からファイルを選ぶか、ファイルを直接Metasequoiaにドラッグ&ドロップすると読み込めます。

SVG読み込み用のオプションから、[立体]を選んで[厚さ]を指定すると、ベクターイメージが立体化されて読み込まれます。

立体化の際には、オプションで、ベクターイメージの色の明度によって立体の厚みに差をつけることができます。

例えば、パスの塗り・線の色に明度の差をつけたSVGファイルを用意します。

ファイルをMetasequoiaで読み込みます。
オプションの[明るさで厚みを増減する]にチェックを入れて[OK]をクリックします。

このように縁取りされたロゴを簡単に立体化することができます。
明るい色(白に近い色)ほど厚く、暗い色(黒に近い色)ほど薄くなります。

また、曲線パスを読み込む際には、[カーブの精度]または[カーブの分割数]を調整することで、より滑らかな立体を作成できます。

カーブの精度:100

カーブの精度:200

曲線部分の分割数が増えて、より滑らかな立体となっています。

SVGファイルは、立体の他に輪郭線のみや平面として読み込むことも可能です。
読み込み時の詳しいオプション設定についてはMetasequoiaのヘルプをご参照ください。